福山市沼隈町S様邸【瓦葺き替え工事】
お客様のご要望 | 主屋の屋根瓦がズレているのに気が付いたのですが、どこに言えば良いのかわからず同じ町内に住む友人に相談しました。すると友人が葺き替えをした藤井製瓦を紹介してくれました。 |
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施工事例データ
住所 | 広島県福山市沼隈町 |
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施工箇所 | 屋根 |
施工内容 | 仮設足場、下地工事、瓦葺き替え工事、雨樋修繕 |
費用 | 約500万円 |
工期 | 約50日 |
築年数 | 75年 |
使用商材 | 【瓦】淡路産いぶし瓦 |
ご提案内容 | 点検に伺うとご主人が言う通り大屋根の冠瓦がズレてはいましたが、大きな損傷ではなく雨漏りもなかったので修理で済みました。 ただ、築年数を考えると屋根の定期的な点検は必須だと思ったのでお守り会員への入会をおススメしました。 その後は定期点検に伺っていましたが雨漏りなどはなかったのでまだ点検と補修でも大丈夫な状態でした。ただ年々割れていく瓦をご主人が気にされていました。 そこで土葺きの屋根だったこともあり屋根を軽くして安心してもらおうと思い葺き替えを提案しました。 |
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施工前はこちら
ドローンで上空から撮影。土葺きのいぶし瓦。
板金が噛ましてありますが、サビてしまっています。降り棟の冠瓦も割れ補修した跡があります。
こちらは割れて無くなっています。葺き土が剥き出しなので放置すると雨を吸込み雨漏りにつながります。
隅棟の瓦の下、雨水の通り道(トンネル)がゴミで塞がっています。水が溜まって瓦の下に入り込むと雨漏りの原因となります。
山側の下屋根。瓦の段にコケが生えています。雨水を吸い上げて瓦の下に漏れてしまいます。
離れの青緑瓦で補修したようです。機能面では問題ありませんが、見た目が気になるところです。
谷板を塗装したのか、瓦に塗料が散っています。年数が経ち板金がサビてしまっています。
のし瓦の下の土が出てきています。中が空いてしまうと防水機能が無くなってしまうのと、瓦を固定する力が無くなりズレたり落ちたりします。
隅棟も補修した跡があります。
藤井製瓦工業による施工中の様子
全面足場を組んで飛散防止ネットで養生しています。
クレーンを使って瓦と土を下ろしています。
古い瓦と土、防水シート代わりの杉皮を撤去しました。
下地板を増し張りで補強しています。
下地が全面補強されました。
ルーフィングを張り、瓦を固定するための桟木を設置していきます。
棟ののし瓦を銅線で一枚づつ固定しながら積んでいきます。
棟の中になんばん漆喰を詰めて隙間に雨水が入らないようにします。
下屋根の工事。既存の屋根材の撤去から。
増し張り補強中。
下屋根の瓦が葺きあがりました。
施工が完了しました
敷地全体をドローンで撮影。施主さんにプレゼントします。
屋根が変わったことで家全体の寿命が延び、長く住める家となりました。
壁際には水切板金を施して防水性能もバッチリ。
いぶし瓦の渋い銀色が屋根全体を引き締めます。
リフォームされたお客様の声
父が建てた家。元気だった頃は自分で樋を掛けかえたりして大切にしていた、父の思い入れの深い家。雨漏りもせず75年も家族を守り続けてくれた屋根ですが、さすがに傷みが目に付き始めていました。大塚さんに点検してもらい報告写真を見るたびに瓦の割れが多くなっていたので葺き替えの提案をもらった時、「今しかない」と思いました。
ずっと気になっていた屋根がキレイになって肩の荷がおりました。家の粗大ゴミの処分もしてもらいスッキリしました。
リフォーム担当者の声
以前当社で葺き替え工事をされたお客様よりご紹介いただきました。
最初の出会いから二年ほどお守り会員として点検にうかがいお話をして、家をとても大切に思われていることがわかりました。先を見据えて葺き替えを決断され、晴れてお守り会員から卒業されました。
これからはOBとしてメンテナンスにお邪魔しますので引き続きよろしくお願いします。
担当:大塚 弘康