蔵王八幡神社 神輿蔵【瓦葺き替え工事】
お客様のご要望 | 神輿蔵の屋根がずいぶん前から雨漏りをしたり瓦がズレ落ちたりしていました。 雨漏りで中の神輿に被害がでるのも困りますし、瓦が落ちて人に当たってしまうのも怖いと思いました。 神社という場所柄、安心できるようにしてほしいとお願いしました。 |
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施工事例データ
住所 | 広島県福山市蔵王町 |
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施工箇所 | 屋根 |
施工内容 | 仮設足場、下地工事、瓦葺き替え工事 |
工期 | 約7日間 |
築年数 | 50年 |
使用商材 | 【瓦】淡路産いぶし瓦(大成窯業) |
ご提案内容 | 裏側の面の瓦は以前葺き替えをされていたので割れた瓦の差し替えのみで大丈夫でしたが、おもて側は土葺きでしたので葺き土の劣化により瓦がずれ、地面に落下している瓦もありました。築50年、葺き土の劣化は仕方のないことでした。 大勢の人が通る神社の境内、万が一の事があってはいけないのでおもて面と棟の葺き替えをご提案。ガイドライン工法で長く安心できる屋根にすることになりました。 |
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施工前はこちら
神輿蔵。前を人が行き来する場所なので瓦が落ちると大変です。
軒先の瓦がズレ落ちて無くなっています。
屋根の上には剥がれた漆喰が散らばっていました。
瓦は全体がズレて隙間があちこちにできていました。
棟は漆喰が劣化して剥がれ、葺き土が流れ出ています。このままでは崩れてしまいます。
裏側の瓦は葺き替えされていました。しかし生い茂った木からの落ち葉が常に堆積しているようなので、定期的な点検をしたほうがいいと思います。
瓦をめくってみると土葺きではなく桟葺きに変わっています。瓦の下に落ち葉が入り込んでいます。
瓦をめくってみると葺き土が劣化し瓦を固定する力が無くなっているのが分かります。
施工が完了しました
瓦が一枚一枚しっかりと固定されて落ちる心配が無くなりました。
軒の漆喰も塗直して補修しました。
ひさしの奥までキッチリ仕上げてあります。
棟のキレイに積み上げられています。土葺きと違い、一枚づつ銅線で固定されているのでちょっとやそっとではズレたりしません。
桟瓦も一枚ずつステンレス製の釘で固定しています。
裏側の瓦も差し替えました。
リフォームされたお客様の声
気になっていた瓦が葺き替えられ、これで何十年も安心して神社に来てもらえると思います。
リフォーム担当者の声
以前からお世話になっていたお客様が神社の役員をされており、今回ご相談をいただきました。歴史ある神社の工事に携わることができ、嬉しく思います。
地域の方々が大切に守ってこられた神社。これから守り続けていくお手伝いができればと思います。
ありがとうございました。
担当:藤井 孝浩