すぐに駆けつけます!
blog

【経済リポート】「FUKI IWANARI」オープン

  • メディア実績

2025年4月20日 経済リポートにて取り上げられました。

瓦の魅力を体感できる新施設 「FUKI IWANARI」オープン Little Setouchi 5月開業

明治30(1897)年創業の、瓦の製造・施工を営 藤井製瓦工業()(福山市 御幸町下岩成1097、藤 井孝浩社長、電0849550108https://www.fujiiseikawara.co.jp/)

はこのほど、同社敷地に隣接した古民家を改修し、瓦の魅力を体感できる新施設〟「FUKI IWANARI (ふきいわなり)」をオープンした。商談スペー スのほか、各種ギャラリー などを設け、5月からはシ ェアキッチン「Little Setou chi(リトルせとうち)」 も開業する予定。 築約90年の入母屋造、木造2階建て延べ床面積は 262m2。玄関からエント ランスギャラリーとメインギャラリー、茶室ギャラリーがあり、瓦に関する歴史や情報コーナーや、土壁の中を見せたり瓦を平積みにしたりした展示スペースがあり茶室にはひと抱えもある鯱を展示。瓦にちなんだオリジナルグッズなども販売しており、ガラス張りのお洒落な坪庭には、リサイクル瓦チップ 「びんごテコラ」を敷き詰め ている。奥の商談スペース では、木や漆喰、瓦など伝統的な日本家屋の素材に囲まれた中で商談が行える。 食の交流拠点としての役割を担うシェアキッチン用の部屋は畳敷き(14)で、縁側や床の間があり、カウンターでも飲食が楽しめる 2階の和室は、習字やヨガなどカルチャー教室として利用する予定。

近年、住宅様式の変化や多様な屋根材の普及により、瓦の需要が減少し、全国での出荷枚数もピーク時(1973年、約23千万枚) のほぼ1/10にまで落ち込んでいるという。 そこで、現代風の建物 に合うデザインの瓦や、自然素材から作られることで環境負荷が少ないこと、金属屋根に比べて耐久性が格段に良いことなどを知ってもらい、選んでもらうために同施設を作ったという。 藤井社長は、「施設名のフキは瓦『葺き』からとりまし た。〝葺〟は屋根の下に口と 耳があるという象形文字であり、コミュニケーション拠点となるにふさわしい名前です。当施設にお立ち寄りいただき、瓦の素晴らしさをぜひご覧ください」と呼びかけている。

経済リポート 2025 (令和7) 420 1876