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ガルバリウム鋼板とスレート:どちらの方が優秀?屋根材の特徴を徹底比較!

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住宅の外観を大きく左右し、雨風や紫外線から住まいを守る重要な役割を担う屋根材。近年人気を集めている屋根材が、ガルバリウム鋼板とスレートです。今回の記事では、これら二つの屋根材の特徴、メリット・デメリットを徹底比較し、最適な屋根材選びをサポートします。

屋根材選びの基礎知識

屋根材選びのポイント

屋根材選びは、住宅の寿命や快適性、資産価値にも大きく影響します。まずは、代表的な屋根材の種類と特徴、選ぶ際のポイントを理解しましょう。

屋根材の種類と特徴

スレート屋根: セメントを主成分とした薄くて軽い板状の屋根材。安価で施工しやすいが、耐久性や耐候性に劣る。
ガルバリウム鋼板屋根: アルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板で作られた屋根材。軽量で耐久性、耐震性に優れ、錆びにくい。近年、スタイリッシュなデザインで人気。
瓦屋根: 粘土を高温で焼き固めた伝統的な屋根材。耐久性が高く、重厚感があるが、重量があり耐震性に劣る。
金属屋根: ガルバリウム鋼板以外にも、銅板やステンレスなど。軽量で耐久性が高いが、断熱性や遮音性が低い。

屋根材選びのポイント

耐久性: 屋根材の寿命はどれくらいか?
耐震性: 地震に強いか?
防火性: 火事に強いか?
遮音性: 雨音がうるさくないか?
断熱性: 夏涼しく、冬暖かいか?
メンテナンス性: 手入れは簡単か?
コスト: 価格は適正か?
デザイン: 外観のイメージに合うか?

ガルバリウム鋼板とは?

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板の概要

ガルバリウム鋼板は、アルミニウム55%、シリコン1.6%、亜鉛43.4%で構成された合金でメッキされた金属素材です。亜鉛合金めっき鋼板で、1972年に米国で開発されました。

ガルバリウム鋼板のメリット

耐久性が高い: アルミニウムと亜鉛の特性により、高い耐久性を実現。
軽量で耐震性に優れている: 軽量で建物の重心が下がり、耐震性が向上。
ひび割れしにくい: 金属なので、経年劣化によるひび割れの心配がない。
施工がしやすい: カバー工法に適しており、既存屋根の上に重ねて施工可能。
耐熱性が高い: アルミニウムの含有率が高く、融点が高く、耐熱性に優れる。
シンプルなでおしゃれなデザイン: 金属特有のシャープな質感が、モダンな印象。
メンテナンス費用が安い: 塗装不要でメンテナンス費用を抑えられる(シーリングは必要)。

ガルバリウム鋼板のデメリット

コストが高い: スレート屋根と比べると、初期費用が高くなる。
凹みやすい: 薄い金属板なので、外からの衝撃に弱い。
塩害に弱い: 海岸地域などでは、錆びる可能性がある。
専門業者が少ない: 施工には専門的な技術が必要。
遮音性・断熱性が低い: 金属なので、遮音性や断熱性が低い。
アルカリ性に弱い: 枯れ葉などで変色や劣化の可能性。

スレートとは?

スレート

スレートの概要

スレートは、セメントと繊維を混ぜて薄い板状に成形した屋根材です。厚さ5mm程度と薄く、軽量で耐震性に優れています。
スレートは厳密にはいくつか種類があり、一般住宅に使用されるスレートは「化粧スレート」です。ただし化粧スレートが最も一般的であることから「スレート」と言うときは「化粧スレート」を指していることが多いです。

天然スレート: 天然石を薄く加工。耐久性が高く、色褪せにくい。非常に高価で一般住宅に使用されることはほぼ無い。
化粧スレート: セメントに繊維素材を混ぜて加工。
石綿スレート: アスベストを含む。現在は製造中止。ただしまだ使用されている住宅は残っている。
セメント系スレート: セメントの割合が多く、表面を着色できる。

スレートのメリット

コストが安い: ガルバリウム鋼板と比べると、初期費用が安い。
軽量で耐震性に優れている: 軽量で建物の重心が下がり、耐震性が向上。
施工がしやすい: 瓦屋根などと比べると、施工が簡単。
色やデザインが豊富: カラーバリエーションが豊富。

スレートのデメリット

耐用年数が短い: ガルバリウム鋼板と比べると、耐用年数が短い。
塗装などのメンテナンスが必要: 定期的な塗装が必要。
割れやすい: 衝撃や凍害などで割れることがある。
苔やカビが発生しやすい: セメント系なので、苔やカビが発生しやすい。

結局どっちを選ぶべき?それぞれの屋根材が向いている人

ガルバリウム鋼板が向いている人

ガルバリウム鋼板が向いている人

・長期的なメンテナンスコストを抑えたい方
(メンテナンスとして塗装を行う必要がない。長期的に見るとコストパフォーマンスに優れている。)
・耐久性を重視する方
・シンプルなデザインを好む方

スレート屋根が向いている人

スレートが向いている人

・初期費用を抑えたい方
・色やデザインのバリエーションを重視する方
・定期的なメンテナンスをいとわない方
(塗装などのメンテナンスが必要)

屋根材を選ぶ上での注意点

専門業者に相談する: 最適な屋根材を提案してもらう。
住宅の周辺環境を考慮する: 塩害や積雪など、地域特性に合った屋根材を選ぶ。
長期的なメンテナンス計画を立てる: メンテナンス費用や時期を把握しておく。

まとめ

ガルバリウム鋼板とスレート屋根、どちらにもメリット・デメリットがあります。
耐久性やメンテナンスコストを重視するならガルバリウム鋼板、初期費用やデザイン性を重視するならスレート屋根がおすすめです。
屋根は住宅の寿命を左右する重要な部分です。それぞれの特徴を理解し、専門業者にも相談しながら、ご自身のニーズに合った最適な屋根材を選んでください。

 

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