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プロが解説!屋根塗料の種類とそれぞれの特徴、塗料選びのポイントについて

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屋根塗料は、住まいの外観を美しく保つだけでなく、屋根材の保護や住宅の断熱性・耐久性向上にも大きな役割を果たします。しかし、種類によって性能や価格、耐用年数が異なるため、適切な塗料選びは非常に重要です。この記事では、屋根塗料の種類や選び方のポイントを詳しく解説し、自宅に最適な塗料を見つけるためのヒントを提供します。

屋根塗料の基本知識

屋根塗料の役割

屋根塗料は、風雨や紫外線から屋根材を保護し、劣化を防ぐために欠かせません。また、断熱性や遮熱性を付加する機能性塗料もあり、室内の快適性やエネルギー効率向上にも寄与します。適切な塗料を選ぶことで、屋根材そのものの寿命を延ばすことができます。

塗料の選び方が屋根寿命に与える影響

耐用年数の短い塗料を選ぶと頻繁な塗り替えが必要になり、長期的なコストが増大します。一方で、耐久性の高い塗料は初期費用が高めですが、メンテナンス回数が少なく済むため、結果的に経済的な選択となることもあります。

主要な屋根塗料の種類と特徴

アクリル塗料

最も安価で平米単価1,000~1,800円程度ですが、耐用年数は3~8年と短め。カラーバリエーションが豊富で鮮やかな仕上がりが特徴ですが、長期的に見ると再塗装の手間や費用がかさむため、選ばれるケースは減少しています。

ウレタン塗料

柔軟性が高く、複雑な形状の屋根にも適しています。平米単価は1,800~2,000円程度で、耐用年数は6~10年。比較的手頃な価格ながら耐久性に不安があるため、部分的な塗装や短期的な利用に適しています。

シリコン塗料

価格と性能のバランスが良く、耐用年数は8~15年と長め。平米単価は2,000~3,000円程度で、カビや藻の発生を抑える効果も期待できます。カラーバリエーションが豊富で人気の塗料です。

フッ素塗料

耐候性と耐熱性に優れた高耐久の塗料で、耐用年数は15~20年。平米単価は3,000~4,800円と高額ですが、長期的なメンテナンスコストを抑えたい場合に適しています。

無機塗料

セラミックやケイ素を主成分とする無機物を含む塗料で、耐用年数は20年以上。平米単価は5,000~6,000円と最も高価ですが、紫外線や風雨に強く、耐久性に優れています。

 

機能性塗料の紹介

遮熱塗料と断熱塗料

遮熱塗料は太陽光を反射して屋根の温度上昇を防ぎ、断熱塗料は外部の熱を遮断して室温を安定させます。省エネ効果が期待でき、特に暑さや寒さが厳しい地域で有用です。

光触媒塗料

紫外線を利用して汚れを分解し、雨で洗い流すセルフクリーニング機能が特徴です。耐候性にも優れ、フッ素塗料や無機塗料と同等の耐久性を持ちます。

ラジカル制御型塗料

塗料の劣化を引き起こす「ラジカル」という物質を抑えることで、耐用年数を延ばす技術が採用されています。シリコン塗料と同等の価格帯ながら、耐久性が高いのが魅力です。

 

塗料選びのポイント

予算と耐用年数での選択基準

初期費用を抑えたい場合はアクリルやウレタン塗料を、長期的なメンテナンス費用を抑えたい場合はフッ素や無機塗料を選ぶと良いでしょう。価格と耐用年数のバランスを重視するなら、シリコン塗料が最適です。

自宅の立地や環境に応じた機能性選び

日当たりの良い場所には遮熱塗料、寒冷地には断熱塗料がおすすめです。汚れやすい環境なら光触媒塗料、風雨に晒されやすい地域では耐候性の高いフッ素塗料が適しています。

カラーや仕上がりの見た目も考慮

屋根塗料はデザイン面でも重要です。遮熱効果を重視して明るい色を選ぶ、または外壁と統一感のある色を選ぶなど、見た目と機能性を両立させる選び方がおすすめです。

 

塗料選びでよくある疑問とその答え

「耐用年数が長い塗料は本当にお得?」

耐用年数が長い塗料は初期費用が高めですが、塗り替えの回数が少ないため、長期的にはコストを抑えられるケースが多いです。

「遮熱塗料と断熱塗料の違いは?」

遮熱塗料は太陽光を反射して屋根の表面温度を下げるのに対し、断熱塗料は熱の移動を防ぐことで室温を一定に保つ効果があります。

「業者ごとの見積もりの違いをどう見るべきか?」

見積もりには材料費・施工費・管理費などが含まれます。複数の業者に依頼して内容を比較し、信頼性や保証内容もしっかり確認しましょう。

 

屋根塗装を成功させるコツ

信頼できる塗装業者を選ぶポイント

口コミや実績を確認し、資格を持つ業者を選ぶことが大切です。特に「一級塗装技能士」や「建築施工管理技士」などの資格を持つスタッフが在籍している業者は信頼性が高いといえます。また、地域密着型の業者はアフターフォローが充実している場合が多いです。工事の内容や費用について、細かく説明してくれる業者を選ぶことで、不安やトラブルを未然に防ぐことができます。

メンテナンススケジュールの立て方

塗料の耐用年数に基づき、定期的な点検と適切なタイミングでの塗り替えを計画しましょう。例えば、10年程度の耐用年数を持つ塗料を使用する場合、7~8年目に点検を行い、劣化の兆候を確認すると安心です。また、台風や大雪などの自然災害後には早めに屋根の状態を確認し、必要に応じて補修を行うことで、塗料や屋根材の劣化を防ぐことができます。

 

まとめ

屋根塗料には、「アクリル」「ウレタン」「シリコン」「フッ素」「無機」の5種類と、遮熱塗料や光触媒塗料などの機能性塗料があります。塗料選びでは、予算や耐用年数、自宅の環境、デザイン性を考慮することが重要です。信頼できる業者と相談しながら、自宅に最適な塗料を選び、屋根の寿命を延ばしましょう。

 

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