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屋根材の劣化を放置すると危険|屋根材劣化の原因と対処法を徹底解説

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屋根は住まいを雨風や紫外線から守る重要な存在です。しかし年月の経過とともに、屋根材は少しずつ劣化していきます。「屋根材の劣化」と聞いても、普段目にする機会が少ないため、具体的な状態や影響を把握していない方も多いでしょう。実は、屋根材の劣化を放置すると雨漏りや構造材の腐食といった深刻なトラブルにつながる恐れがあります。

この記事では、屋根材が劣化する原因や劣化サイン、放置のリスク、適切な補修・メンテナンス方法などを詳しく解説します。住まいの安全性と資産価値を守るために、ぜひ参考にしてください。

屋根材が劣化する主な原因

屋根材が劣化する主な原因

紫外線による劣化

屋根は常に直射日光にさらされています。とくに夏場の強烈な紫外線は、スレートやアスファルトシングル、ガルバリウム鋼板といった屋根材の表面に大きなダメージを与えます。塗装が退色したり、素材が硬化・ひび割れを起こす要因となるのです。

雨風や雪などの気候条件

台風や暴風雨、雪の積もる地域では、屋根材が風でめくれたり、凍結と融解を繰り返すことで素材が膨張・収縮を起こし、ひび割れやズレが発生しやすくなります。こうした外的ストレスが、徐々に屋根の性能を低下させていきます。

経年劣化による自然な摩耗

屋根材は10年〜30年といった耐用年数がありますが、それでも年月の経過によって少しずつ劣化は進行します。塗装が剥げたり、防水性能が落ちたりと、見た目だけでなく機能面でも問題が出てくるのが特徴です。

劣化した屋根材に見られるサイン

劣化した屋根材に見られるサイン

色あせや塗装の剥がれ

スレート屋根や金属屋根では、塗装の色あせが劣化の初期サインです。光沢がなくなったり、白っぽく粉をふいたようなチョーキング現象が見られたら、再塗装や点検を検討すべきです。

苔やカビの発生

日当たりや通気の悪い屋根面では、苔やカビが生えることがあります。特に瓦屋根やスレート屋根は水分がたまりやすいため、苔の繁殖が屋根材の腐食や劣化を早める要因になります。

割れ・ヒビ・ズレ・めくれ

瓦が割れている、スレートがズレている、金属屋根がめくれているといった目に見える異常は、劣化が進行している証拠です。放置すると雨漏りを引き起こし、内部の木材や断熱材にまで影響が及びます。

劣化を放置するとどうなる?主なリスク

劣化を放置するとどうなる?主なリスク

雨漏りの発生

劣化した屋根材は防水性能が落ち、雨水が浸入しやすくなります。室内に雨染みができたり、天井からポタポタと水が漏れるといった被害が出始めたら、すでに重度の劣化といえます。

建物内部の腐食・シロアリ被害

雨水の浸入が続くと、屋根裏の木材が腐食し、シロアリの被害を招く可能性もあります。屋根からの劣化が建物全体の寿命を縮めることにもつながるため、早めの対処が肝心です。

修理費用の増加

劣化を放置して被害が広がると、簡単な補修では済まず、大掛かりな屋根リフォームが必要になります。結果として修理費用が何倍にも膨れ上がるケースも多いため、早期対応がコスト面でも有利です。

屋根材の劣化を防ぐための対策

屋根材の劣化を防ぐための対策

定期的な点検とメンテナンス

少なくとも5年に1度、できればプロによる屋根点検を受けるのが理想です。自分では気づけないひび割れやズレ、コーキングの劣化などを早期に発見できるため、トラブルの予防になります。

屋根塗装のタイミングを逃さない

スレート屋根や金属屋根は、10年〜15年ごとに塗装を行うのが推奨されています。塗装によって防水性能と美観を保つことができ、屋根材自体の寿命も延ばせます。

雨どいや周辺設備の清掃も重要

雨どいが詰まると、屋根からの排水がうまくいかず、水が滞留して劣化を早めます。落ち葉や泥を定期的に掃除することで、屋根全体の健康も保ちやすくなります。

劣化が進んだ屋根材の補修・リフォーム方法

劣化が進んだ屋根材の補修・リフォーム方法

部分補修で済むケース

瓦の割れやスレートの一部のヒビなど、劣化が軽度な場合は部分補修で対応可能です。専門業者による差し替えやコーキング補修で、コストを抑えながら機能を回復できます。

塗装メンテナンス

屋根材の劣化が塗膜の劣化によるものであれば、再塗装が有効です。遮熱塗料や高耐久塗料を使用することで、屋根材の寿命を延ばすとともに、夏の暑さ対策にもなります。

葺き替え・カバー工法

劣化が広範囲に及んでいる場合や、耐用年数を超えている場合には、屋根の全面的なリフォームが必要です。「葺き替え」は既存の屋根材をすべて撤去して新しい屋根材を施工する方法で、耐久性は高いですがコストもかかります。「カバー工法」は既存屋根の上に新しい屋根を重ねる方法で、コストを抑えつつ見た目や性能を改善できます。


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まとめ

屋根材の劣化は、住まいの安全性や快適性を大きく左右する重要な問題です。紫外線や風雨、経年による自然な摩耗など、さまざまな要因で屋根は傷んでいきます。色あせや苔、ひび割れといった小さなサインを見逃さず、定期点検や適切なメンテナンスを行うことで、被害の拡大を防ぐことができます。

また、劣化の状態によっては塗装や部分補修、カバー工法や葺き替えといったリフォームが必要になる場合もあります。信頼できる専門業者に相談し、最適な方法で対処することが住まいを長持ちさせる鍵です。

「屋根材 劣化」のキーワードで情報を探している方は、ぜひこの機会にご自宅の屋根の状態を見直してみてください。早めの行動が、将来の大きな安心へとつながります。

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