屋根のリフォーム工事「カバー工法」ってどんな工事?メリットや特徴を紹介
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屋根のリフォーム工事のひとつ「カバー工法」というものをご存知でしょうか。
主にスレート屋根や板金屋根に施される工事で、屋根の大幅リフォームを行う際に必要な工事のひとつです。
本記事ではこの「カバー工法」について、工事方法やメリットを解説します。
目次
屋根のリフォーム工事「カバー工法」とは
屋根は定期的にメンテナンスを行い小さな補修を行うことで寿命を伸ばすことができる一方で、経年とともに補修では対応しきれずリフォームが必要となる時期が訪れます。
屋根のリフォーム工事というと「葺き替え」を思い浮かべる人も多いでしょう。
葺き替えは既存の屋根材を撤去して新たな屋根を施工するのに対し、カバー工法は既存の屋根材を撤去しません。
棟や雪止めなどの突起物のみ除去して、上から新たな屋根を重ねます。
ルーフィングと呼ばれる防水シートも既存の屋根の上に重ねるため、防水機能も担保しつつ葺き替えに比べて工事自体が簡易的となります。
「カバー工法」のメリット
断熱性・遮音性・防水性が向上する
断熱性を持つ屋根材を採用することで、屋根自体の断熱性を向上させることができます。
屋根の断熱性を高めることで家の中の冷暖房効率も上がり、電気代の節約にもつながるでしょう。
またカバー工法は屋根を二重に重ねるため、屋根に当たる雨音が小さくなり防音性の向上も期待できます。
リフォーム費用が安い
既存の屋根を残すため、葺き替えと異なり既存屋根の撤去が不要です。
そのため撤去工事に伴う費用の分だけ工事費用は安く抑えられます。
工期が短い
費用を抑えられることと連動しますが、撤去工事が不要なため葺き替えに比べて工期は短く済みます。
あくまで目安ですが、葺き替え工事の場合10日かかる規模であればカバー工法なら7日程度と見ていいでしょう。
騒音やホコリのトラブルが少ない
工期が短く済むということで、近隣の方が人の出入りや騒音などのストレスを感じるリスクが下がります。
アスベストにも対応できる
20年程前までは、スレート屋根にはアスベストが使用されていました。
現在ではアスベストを含有した屋根材の施工は禁止されていますが、アスベスト使用のスレート屋根自体は現在も残っています。
アスベスト使用のスレート屋根は解体するにも申請が必要となり工事自体も大がかりなものとなるため、解体を必要としないカバー工法を選ぶ方も多いです。
藤井製瓦工業によるカバー工法工事
カバー工法の費用
使用されている屋根材や屋根の造り、大きさによって費用は大きく変動します。
藤井製瓦工業ではスレート屋根のカバー工法は約170万円~承っています。
より詳細は見積もりは、ぜひお気軽にお問合せください。
化粧スレートカバー工法
カバー工法を用いた施工事例
鈑金屋根工事のカバー工法と外壁塗装工事、雨樋工事を行った事例です。
屋根板金が強風で庭に落下し、危険と思われ工事に至りました。
既存の屋根材を撤去する費用を抑えたカバー工法をご提案。足場を利用して外壁塗装まで施工させていただきました。
福山市・沼隈町・M様【2023.2工事完了】
まとめ
カバー工法は、葺き替えに比べて簡易的に行える屋根のリフォーム工事です。
工期も費用も抑えることができる可能性が高いでしょう。
ただし屋根の状態によっては、カバー工法よりも葺き替えを行った方が良い事例もあります。
専門業者に屋根の状態を見てもらって、適切な工事のアドバイスをもらうことが望ましいです。
広島県福山市近隣の屋根工事は藤井製瓦工業まで!
藤井製瓦工業は広島県福山市に拠点を置く、創業120年超の老舗屋根屋です。
屋根に関する工事全般に対応しています。
対応エリアは以下の通りです。
広島県福山市、尾道市、三原市、府中市、神石高原町
岡山県笠岡市、井原市
基本的には福山市から車で60分圏内であれば対応可能です。
上記以外のエリアにお住まいの方も、お気軽に一度ご相談ください。
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