古くなった太陽熱温水器は放置しない方が良い!理由と撤去工事について解説
- こんなこともやってます!
太陽熱温水器とは太陽光を活用してお湯を沸かすための設備です。
1970年代頃に普及し、一時期は屋根に太陽熱温水器を設置する住宅が増えました。
当時設置した太陽熱温水器を「現在は稼働していないが設置したままにしている」という方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、古くなり使用していない太陽熱温水器を放置しない方が良い理由を解説します。
撤去を迷っている方の参考になれば幸いです。
目次
太陽熱温水器とは
太陽光を活用してお湯を沸かす設備
太陽熱温水器とは、太陽光の熱エネルギーを活用してタンクに溜めた水をお湯に変える設備です。
太陽熱温水器を屋根に設置することによってガス代の節約に繋がります。
毎日湯船に浸かる方や家族人数の多い家庭においては特に効果を発揮するでしょう。
またガス暖房を使用している家庭では、床暖房に太陽熱温水器を活用することもできます。
太陽光発電システムとの違い
太陽光の活用というと太陽光発電システムを思い浮かべる方が多いと思いますが、電気をつくりだす太陽光発電システムに対し太陽熱温水器はお湯を沸かすことに特化しています。
お湯を沸かすのみと使い道が限定されている代わり太陽熱温水器は太陽光発電システムよりも安価に導入が可能で、熱エネルギーの変換効率も高いです。
太陽光発電システムの特徴が気になる方は、以下の記事をご覧ください。
太陽光発電システムは節約・エコになる?設置のメリットや注意点を紹介
普及率は低下している
太陽熱温水器は1970年代頃から一般家庭に普及しました。
しかし2000年代頃からは太陽光発電システムが普及したことにより、普及率は低下し現在の普及率は3%程度となっています。
より使い道の多い太陽光発電システムの方が現在では人気です。
古くなった太陽熱温水器の扱い
太陽熱温水器は現在新たに設置する家庭は減っているものの、普及し始めた頃に設置してそれっきりという家庭が一定数いらっしゃいます。
屋根に設置したままにしていても特に費用が発生するわけでもなく、逆に撤去するには手間がかかるため古くなり使用しなくなった太陽熱温水器をそのままにする方も多いようです。
しかし使用していない太陽熱温水器を屋根に設置したままにしておくことはおすすめしません。
現在使用していない場合は、早めに撤去してしまった方が良いです。
太陽熱温水器を放置しない方が良い理由
屋根に負担がかかる
種類によっても異なるものの、太陽熱温水器は空の状態でも100kg近くあるものがほとんどです。
タンクに水を入れた状態では、300kgを超えるものもあります。
それだけの重量が常にかかっている状態で、屋根に負担がないはずがありません。
屋根に大きな負担がかかり続けることは、経年劣化を早める要因となります。
経年劣化がトラブルを引き起こす
太陽熱温水器自体はもちろん、これを支えている架台や固定に使われているボルトなども徐々に経年劣化していきます。
使用している間は定期的にメンテナンスを行う方も多いでしょうが、使用しなくなった太陽熱温水器はメンテナンスも行われず放置されているケースがほとんどだと思います。
太陽熱温水器を固定するボルトやワイヤーが劣化した場合は、台風や豪雪など自然災害発生時に本体を支えきれなくなり落下などの事故を発生させるリスクもあります。
これだけ重量のあるものが屋根から落下した場合、二次被害は大きくなるでしょう。
落下とまでいかずとも、ずれて屋根材を破損させる可能性もあります。
太陽熱温水器の撤去工事
撤去工事費用を抑えるコツ
屋根負担や劣化によるトラブルを理由として、使用していない太陽熱温水器は撤去してしまう方が望ましいです。
ただし太陽熱温水器の撤去工事は1万円そこそこでできるようなものではありません。
少しでも安く抑えたいと考える方も多いでしょう。
その場合は複数業者に見積作成依頼をすることがポイントです。
また見積金額に、撤去だけでなく処分の費用も含まれているかを確認しておきましょう。
そしてもし既存の太陽熱温水器を撤去すると同時に新たな給湯設備や発電設備を導入することを検討している場合は、ひとつの業者に両方とも依頼した方が良いです。
例えば太陽熱温水器を撤去する代わりに太陽光発電システムを導入する場合、太陽光発電システムの設置を対応する業者が太陽熱温水器の撤去を安く請け負ってくれる可能性があります。
藤井製瓦工業による太陽熱温水器の撤去工事
広島県福山市を拠点に活動する藤井製瓦工業では、税込44,000 円~撤去工事を承っています。
撤去した太陽熱温水器の処分費も込みの金額です。
タンク内にまだ水が残っている場合には、それらをすべて抜き取ってから解体し降ろすかクレーンを使い撤去を行います。
太陽熱温水器撤去
まとめ
太陽熱温水器も太陽光発電システムも、設置さえすれば半永久的に使用できる設備ではありません。
定期的にメンテナンスを行うことで最大限寿命を伸ばすことができるものの、劣化してくれば稼働効率も下がります。
使用していない場合は早急に撤去し、使用している場合は定期的にメンテナンスを行いましょう。
太陽光発電システムのメンテナンスについては、以下の記事で紹介しています。
太陽光発電システムはメンテナンスが不可欠!工事は信頼できる屋根屋に!
広島県福山市近隣の屋根工事は藤井製瓦工業まで!
藤井製瓦工業は広島県福山市に拠点を置く、創業120年超の老舗屋根屋です。
屋根に関する工事全般に対応しています。
対応エリアは以下の通りです。
広島県福山市、尾道市、三原市、府中市、神石高原町
岡山県笠岡市、井原市
基本的には福山市から車で60分圏内であれば対応可能です。
上記以外のエリアにお住まいの方も、お気軽に一度ご相談ください。
広島県福山市で屋根工事をするなら!創業120年超の【藤井製瓦工業】にお任せを