スレートとなにが違うの?屋根材「カラーベスト」「コロニアル」について
- 屋根にまつわる情報発信
住宅に使用される屋根材には、実に様々な種類があります。
カラーベストやコロニアルも屋根材の一種です。
カラーベストとコロニアルは混同されることが多く、さらにスレートとはなにが違うのかと疑問に思う方も多いです。
今回の記事では、カラーベストとコロニアルとスレート、それぞれの違いについて紹介します。
目次
カラーベストとコロニアル
カラーベストは、ケイミュー株式会社(旧クボタ)というメーカーが展開しているブランド(商品シリーズ)のひとつです。
そしてコロニアルは、カラーベストというブランドの中の、一商品です。
コロニアルはカラーベストの中でも流通量が多かったことから、カラーベストとコロニアルは同じ意味で使用されることが多いです。
屋根材はひとつのブランドの中でも商品数が多くなく、ひとつの商品がブランドシェアの大部分を占めることも多いです。
そのため流通量の多い商品名が、ブランド名と同じ使われ方をすることが多々あります。
Kmew|COLORBEST
カラーベスト・コロニアルとスレートの違い
ほぼ同じもの
カラーベストとコロニアルがほぼ同じものであるのと同様に、スレートもほぼ同じものです。
なぜならカラーベストはケイミューが展開しているスレートのブランドであるためです。
スレート(化粧スレート)は、セメントや繊維質の材料を織り交ぜて作る板状の屋根材を指します。
つまりスレートは屋根材の種類のひとつ(一般名称)、カラーベストはスレートのブランドのひとつ、コロニアルはカラーベストの商品のひとつです。
そのためこれらはすべて、度々同じ意味で使用されています。
例えるなら、絆創膏とバンドエイドとキズパワーパッドのような関係性です。
尚、現在流通している住宅用スレートはほぼすべてケイミューが製造しています。
スレートの形状バリエーション
カラーベスト・コロニアルとスレートはほぼ同じものと説明しましたが、強いて違いを挙げるとすればそれは形状です。
カラーベストとコロニアルは、平たい形状をしています。(つまり平たい形状のスレート)
対してスレートには、平たい形状のものだけでなく波打った形状のものもあります。
平たい形状のスレートを平板スレート、波打った形状のスレートを波型スレートと言います。
ただし住宅の屋根に使用されるスレートは平板スレートです。
波型スレートは工場や倉庫に使用されます。
そのため住宅の屋根材の話をする限りでは、カラーベスト・コロニアルとスレートに形状の違いは発生しません。
スレートの特徴
ここでいうスレートとは、化粧スレートのことです。
厳密にはスレートには2種類あり、天然スレートと化粧スレートがあります。
しかし天然スレートは非常に高価で住宅に使用されることはほぼ無いため、一般的にもスレートと言うと化粧スレートを指します。
スレートは薄い板状の屋根材で、比較的安価な屋根材です。
またカラーバリエーションが豊富なため、屋根の色にこだわりのある方には特に適しています。
ただしその色を保つためには定期的に再塗装を行う必要があり、ややメンテナンスの手間がかかります。
また厚さ5mm程度の薄い屋根材につき、経年劣化や突発的トラブルで割れてしまうリスクがあります。
スレートの特徴をより詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。
人気屋根材のひとつ「スレート」ってどんな屋根材?スレートの特徴を徹底解説
セメント瓦はスレートに近い
名称に瓦とついているセメント瓦は、実は材料としては瓦よりスレートに近いのです。
セメント瓦はスレートと同様セメントを主としています。
ただしスレートのように薄くはなく、瓦に似せて成型されているため厚みがあります。
まとめ
結論としては、カラーベストもコロニアルもスレートも同じ意味で使用して良い言葉です。
厳密にはブランド名と商品名と屋根材種類名といった違いがあるものの、少なくとも住宅の屋根材の話においては同じ意味で捉えて支障ありません。
スレートは安価でカラーバリエーション豊富な屋根材として、現在も需要の高い屋根材のひとつです。
スレート屋根の施工を検討されている方は、ぜひお気軽に藤井製瓦工業までご相談ください。
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