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人気屋根材のひとつ「スレート」ってどんな屋根材?スレートの特徴を徹底解説

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主要な屋根材のひとつに「スレート」というものがあります。
スレートはセメントを主成分とした薄い板状の屋根材です。
工事価格が比較的安価なこともあり特に若年層からの人気が高まっています。

今回の記事では、スレートという屋根材について特徴や取扱を徹底解説します。

スレートの種類

スレート屋根

スレートは、セメントや繊維質の材料を織り交ぜて作る板状の屋根材です。

スレートには天然スレート化粧スレートの2種類があります。
天然スレートは、地殻変動の変成作用によってできた天然の岩石「粘板岩(ねんばんがん)」を使用した屋根材です。
天然の岩石につき天然スレートは非常に高価で、一般住宅に使用されることはほとんどありません。
化粧スレートは、セメントや繊維質の材料を織り交ぜて作るいわば人工のスレートです。
そのため化粧スレートは人工スレートとも呼ばれます。
一般住宅の屋根に使用されるスレートは基本的に化粧スレートであることから、屋根材としてスレートと言うときは化粧スレートを指していることが一般的です。

そのため本記事でも、スレート=化粧スレートとして記載します。

 

スレートの特徴

工事費用が比較的安価

スレート屋根の施工は、工事費用が比較的安価です。
取り扱うメーカーが多いため製品の流通量が多く、さらに施工できる専門業者も多い屋根材です。
そのため、アスファルトシングル屋根ほどではないものの比較的工事費用を抑えることができます。
ちなみにスレートとは反対に施工できる専門業者が限られる屋根材が瓦です。
瓦は施工難易度が高く、職人の育成に時間や手間がかかることが一因と言われています。

カラーバリエーションが豊富

スレートはカラーバリエーションが豊富なため、お好みの色を探しやすいでしょう。

またスレートはシンプルなデザインにつき様々な屋根デザインに合わせやすい屋根材です。

割れやすく耐久性が高くない

スレート 欠け
欠けたスレート

スレートの耐用年数は20~25年程度です。
他の屋根材と比較して極端に短いというわけではないものの、短い部類ではあります。
参考として他の屋根材の耐用年数を紹介すると、トタンが10~20年程、ガルバリウム鋼板が25~40年程、瓦が50年以上です。
またスレートは厚さ5㎜程の薄い屋根材であるため、経年劣化や自然災害によって割れてしまうことがあります。
不慣れな専門業者がメンテナンスをすると、踏み割ってしまうこともあります。
割れやすく耐久性があまり高くない点は、スレートのデメリットと言えるでしょう。

メンテナンスとして再塗装が必要

スレート 汚れ
汚れたスレート

スレートはメンテナンスの一環として、定期的な再塗装を要します。
スレートの表面の塗膜は経年劣化とともに剥げてきてしまうためです。
塗膜によって紫外線や雨水によるダメージを最小限に抑えているため、塗膜が剥げてくるとスレートの劣化が速まります。
再塗装を行わなければ雨漏りに直結するというわけではないものの、寿命を伸ばすためには再塗装を行うことを推奨します。
なにより、再塗装は美観の維持にもつながります。
塗膜が剥げるとコケも生えやすくなるため、放置するとどうしても経年感が出てしまいます。
スレートの再塗装については、以下の記事でより詳しく紹介しているためぜひ併せてご覧ください。
【スレート屋根の掃除・塗装】その役割や自分で行う際の注意事項について

 

カラーベスト、コロニアルとはなにが違う?

スレートと混同される屋根材に「カラーベスト」や「コロニアル」があります。
結論としては、これらはスレート(化粧スレート)のことです。
市場におけるシェア率が非常に高いためスレートの代名詞として使われることが多々あります。
カラーベストとコロニアルについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
スレートとなにが違うの?屋根材「カラーベスト」「コロニアル」について

 

スレート屋根のメンテナンス

リフォーム工事「カバー工法」

ルーフィング 防水シート

スレート屋根はカバー工法が可能です。
カバー工法とは屋根のリフォーム工事の一種で、既存の屋根材に新しい屋根材を被せます。
そのため軽量な屋根材にしか適用することのできないリフォーム方法です。
藤井製瓦工業におけるスレート屋根のカバー工法は、税込1,705,000円~/100㎡が工事費用の目安となっています。

化粧スレートカバー工法

スレートの再塗装

屋根塗装

上述の通りスレートは経年劣化により塗膜が剥げてしまうため、再塗装を行うことを推奨しています。
再塗装を行うことにより、美観の維持はもちろん雨や紫外線、錆びなどからの保護が期待できます。
また再塗装の際に遮熱塗料を使用することで遮熱効果を付与することもできます。

藤井製瓦工業におけるスレート屋根の再塗装は、税込596,000円~/130㎡が工事費用の目安となっています。

化粧スレートのシリコン塗装

 

まとめ

スレート(化粧スレート)は、セメントや繊維質の材料を織り交ぜて作る板状の屋根材です。
工事費用が比較的安価でカラーバリエーションが豊富な点が主たる魅力となっています。

一方で、やや割れやすいという側面もあるため大きな地震や台風の際は注意が必要です。
メンテナンスをスレートの扱いに不慣れな業者に依頼してしまうと、誤って踏み割ってしまうリスクもあります。
また経年劣化により表面の塗膜が剥がれてしまう屋根材でもあるため、定期的な再塗装をおすすめします。

 

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藤井製瓦工業は広島県福山市に拠点を置く、創業120年超の老舗屋根屋です。
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