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定期的な実施を!ガルバリウム鋼板のメンテナンス:劣化の事例とともに紹介

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ガルバリウム鋼板屋根は耐久性の高さが魅力のひとつとなっている屋根です。
しかしながらメンテナンスが一切不要というわけではありません。
もちろん、メンテナンスを行わずにいると経年劣化の進行は早まります。
ガルバリウム鋼板屋根をより長持ちさせるためにも、ぜひ定期的なメンテナンスを行ってください。

今回の記事では、ガルバリウム鋼板屋根のメンテナンスについて経年劣化事例とともに紹介します。

 

ガルバリウム鋼板屋根の特徴

ガルバリウム鋼板2

ガルバリウム鋼板屋根は耐久性の高さが魅力のひとつです。
それゆえにメンテナンスの手間が比較的かからないことも特徴として挙げられます。
金属屋根のわりに錆びにくく、防水性も抜群、軽量につき耐震性にも優れています。
しかしながら瓦屋根ほどは工事費用がかからず、耐久性と費用のバランスが良い屋根材と言えるでしょう。
メンテナンスの手間がかかりづらいということは、長期的な目線で見たときトータルコストに大きく影響します。
例えばスレート屋根は一般的にガルバリウム鋼板屋根より初期費用を抑えられるものの、メンテナンス等の維持費用を加味するとトータルコストに大差はないでしょう。

ガルバリウム鋼板屋根の特徴については、以下の記事でより詳しく紹介しています。
是非併せてご覧ください。

金属屋根の一種「ガルバリウム鋼板屋根」の特徴とは:人気の秘訣を徹底解説

 

ガルバリウム鋼板屋根のメンテナンス

屋根の定期点検

屋根の定期点検

トラブルを未然に防ぐ、もしくは最小限に抑えるうえで定期点検は必要不可欠です。
万が一屋根材の劣化が発生していても、定期点検を行うことで深刻な状態に至る前に気づき補修を行うことが可能となります。
築10年が経過したらまずは点検をすることをお勧めします。
その後は後述の「屋根の掃除」とあわせて、1年に1回程度でよいので掃除と定期点検をすることが望ましいでしょう。

屋根の掃除

屋根掃除

ガルバリウム鋼板屋根は、定期的に水で洗い流すだけでも寿命を伸ばすことができます。
埃や落ち葉、鳥の糞などの汚れをある程度落とすことで、錆びの発生リスクを下げることができます。
1年に1回程度の掃除をおすすめします。

屋根材の再塗装

屋根塗装

ガルバリウム鋼板の表面には塗膜が施されており、この塗膜は経年劣化により徐々に剥げていきます。
塗膜が剥げると屋根材の劣化の進行を早めるため、10年~15年に1回程度は再塗装を行うことをおすすめします。
ただし屋根材の状態によっては再塗装では根本解決に至らない可能性もあります。

部分的な劣化の補修

ガルバリウム鋼板屋根の一部に錆びなどが発生してしまった場合は、部分的に補修を行うことで解決します。
大きな傷や破損が発生してしまった場合は補修ではなく、一部屋根材の交換を行った方が良いです。
劣化状態に応じたメンテナンス方法を、専門業者に見てもらったうえで判断しましょう。

耐用年数に応じたリフォーム

カバー工法

ガルバリウム鋼板屋根の耐用年数は25~40年程度です。
ガルバリウム鋼板屋根に限らず、屋根は適切なタイミングでリフォームを行うことをおすすめします。
致命的なトラブルが発生し生活に支障をきたす可能性を考えると、完全に寿命が到来する前が望ましいでしょう。
リフォーム後もガルバリウム鋼板屋根を継続する場合は、状態によってはカバー工法の採用が可能です。(上記イラスト参照)
屋根の下地部分の経年劣化が進行している場合はカバー工法ではなく葺き替えを行った方が良いため、専門業者に屋根の状態を確認してもらったうえで工法を検討してください。

屋根のカバー工法については、以下の記事で詳しく紹介しています。

屋根のリフォーム工事「カバー工法」ってどんな工事?メリットや特徴を紹介

 

メンテナンスを行わず劣化が進行した場合

色褪せ・チョーキング

ガルバリウム鋼板屋根の表面にはフッ素の塗膜が施されています。
この塗膜が剥げてくると発生する劣化が、色褪せやチョーキングです。
ちなみにチョーキングとは顔料がチョークのような粉状になって表面に現れる現象で、手で表面を触ると白い粉が付着するようになります。
塗料に含まれている顔料が紫外線や熱、雨風などにより劣化することで発生しています。

錆び

ガルバリウム鋼板屋根は金属屋根のわりに錆びにくいものの、絶対に錆びないというわけではありません。
日当たりの悪い立地にある場合や、勾配が緩やかな場合に発生リスクは高まります。
表面の亜鉛が酸化し白い斑点のようなかたちで現れる白錆びはまだしも、赤茶色っぽく変色した赤錆びは放置せず早めに補修を行いましょう。
赤錆びが悪化すると、屋根材全体がボロボロになっていき最悪の場合穴が開く可能性もあります。
特に端部・曲げ加工部・傷部分は錆びの発生しやすい場所です。

電蝕

あまり聞き馴染のない言葉だと思います。
電蝕(でんしょく)とは異なる金属同士が触れ合うことで起こる腐食のことです。
例えば屋根材の固定に使用している釘との接地面などに起こる可能性があります。
初期症状として錆びが発生し、そのまま放置していると腐食に至る恐れがあるため錆びが発生した時点で早めに対処することが重要です。

コケ

錆びと同様、日当たりの悪い立地にある場合や勾配が緩やかな場合に発生リスクは高まります。
即座に致命的なトラブルに発展する可能性は低いものの、コケの発生は屋根材の劣化を進ませるだけでなく美観にも大きく影響します。
あまり進行しないうちに補修を行うことをおすすめします。

 

まとめ

藤井製瓦工業では、定期点検サービスを実施しています。
「屋根お守り会員」になっていただくことで、年に1回もしくは2回の定期点検を行うサービスです。
点検に際しては、屋根や雨樋に溜まる落ち葉などの掃除も行っています。
屋根の掃除は高所作業です。
簡単な作業に見えるかもしれませんが、非常に危険な作業のためご自身で実施されることはおすすめしません。
広島県福山市近郊にお住まいの方はぜひご活用ください。

「屋根お守り会員」については、以下の記事で詳しく紹介しています。

広島県福山市近隣で屋根点検を行うなら【屋根お守り会員】の活用を!

 

広島県福山市近隣の屋根工事は藤井製瓦工業まで!

創業120年超の老舗屋根屋

藤井製瓦工業 職人、スタッフ
藤井製瓦工業は広島県福山市に拠点を置く、創業120年超の老舗屋根屋です。
屋根に関する工事全般に対応しています。

藤井製瓦工業 対応エリア

対応エリアは以下の通りです。
広島県福山市、尾道市、三原市、府中市、神石高原町
岡山県笠岡市、井原市
基本的には福山市から車で60分圏内であれば対応可能です。
上記以外のエリアにお住まいの方も、お気軽に一度ご相談ください。

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屋根点検

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詳しくは以下の記事で紹介しているため、ぜひ一度ご覧ください。

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