福山市沼隈町D様邸【瓦葺き替え工事】
お客様のご要望 | 20年前の主屋葺き替えからちょくちょく顔をだしてくれていた大塚さん。屋根のことではいろいろと相談に乗ってもらっていました。今回は明治時代に建てた門が雨漏りしていたので放っておけなくなり相談しました。 |
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施工事例データ
住所 | 広島県福山市沼隈町 |
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施工箇所 | 屋根、外壁 |
施工内容 | 仮設足場、下地工事、瓦葺き替え工事、外壁補修工事 |
費用 | 300万円 |
工期 | 一ヶ月 |
築年数 | 約120年 |
使用商材 | 【瓦】淡路産いぶし瓦【下地】杉板12㎜【外壁】EP塗装 |
ご提案内容 | 古い建物の雨漏り、解体か補修かでご相談いただきました。 土葺きのいぶし瓦の屋根は限界にきており建物を残すなら葺き替えは必須。外壁も防水の為に塗装することをご提案。 |
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施工前はこちら
門とは言っても最近の門と違い立派な建物です。D様のお父様が柔道整復師で治療院として使っていた部屋があります。
瓦の方は葺き土の劣化でズレが激しく、葺き替え以外では雨漏りを止める事は難しそうです。
重さで下に下がって隙間ができています。
棟の丸瓦も歪んでいます。
北側の下屋根は葺き替え済みなので手を入れません。
軒先の漆喰が剥がれています。
藤井製瓦工業による施工中の様子
全面に足場を組んで安全のために養生ネットを張ります。
暑い中での作業、熱中症対策で屋根の上に遮熱シートを張って作業します。
古い瓦と葺き土を撤去し軽くなった屋根に新しい下地板を施し強度を上げます。
淡路産いぶし瓦を葺き、棟の熨斗瓦を積んでいきます。
瓦に想いを書いてもらい、未来へメッセージを残してもらいました。
木下地を入れ、漆喰で補修します。
雀口をモルタルで補修。
ご主人がここの瓦だけは昔のままで残して欲しいと言われたのでなまこ漆喰を補修します。
EP塗料で外壁を塗装します。
施工が完了しました
ドローンで上空から撮影すると屋根全体の統一感を感じます。
100年以上この地を見守ってきた門がその年を感じさせません。
ご主人こだわりの水板。明治時代の瓦がこの先も生き続けます。
外壁の見た目は変わりませんが、技術の進化した塗料で防水性は格段に高くなりました。
リフォームされたお客様の声
雨漏りに気付き、大塚さんに相談した時点で解体する気はなかったのかもしれません。父が治療院をしていた頃、近所の方にも親しまれていた門。地域の風景になくてはならないような思いがありました。そんな思いを汲み取って修理の方向で話を進めてもらい、前回、前々回と同じく安心してお任せすることができました。
担当の大塚さん、小田さんが毎日顔を出してくれて嬉しかったです。
リフォーム担当者の声
D様は営業部としてアフター訪問をはじめた初期のお客様。D様とのご縁から沼隈方面の担当として20年。主屋の葺き替え、太陽光パネル設置とたくさんお仕事をさせていただきました。顔を出すたびに歓迎してくれ、色々なお話をしてきました。その中でお父様を尊敬し誇りに思っておられる想いを大切にしたいと思いました。家の歴史のひとつで思い入れもあるので、安心安全な門にしてこれからも家を守ってもらおうという事になりました。
これからも「相談する事はない」と言われても顔を出しますので、末永くよろしくお願いします。
担当:大塚 弘康