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金属屋根にも種類がある!主要な金属屋根4種類それぞれの特徴を徹底解説

  • 屋根にまつわる情報発信

金属屋根材は、耐久性、軽量性、施工の容易さなど、多くの利点から人気があります。しかし、金属屋根にはいくつかの種類があり、それぞれに異なる特徴があります。本記事では、主要な金属屋根材の種類とその特徴について詳しく解説し、選び方のポイントについても触れます。これにより、自分の住まいやリフォームのニーズに最適な屋根材を選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。

トタン屋根の特徴

トタン

トタンの基本情報

トタン屋根は、鉄板に亜鉛メッキを施したもので、主に工場や倉庫などで使用されてきました。亜鉛メッキによって鉄板の腐食を防ぎ、耐久性を高めています。トタンは、その安価さと施工の簡便さから、以前は一般住宅にも広く使用されていました。

メリット

トタンの最大のメリットはその低価格です。安価であるため、コストを抑えたい場合に適しています。また、施工が比較的簡単であるため、工期が短く、初期投資も少なく済みます。

デメリット

一方で、トタンは耐用年数が約10~20年と短めで、定期的なメンテナンスが必要です。7年ごとに塗り替えが推奨されており、そのコストも考慮しなければなりません。また、耐食性が完全ではなく、海岸沿いや工業地帯などの塩害の影響を受けやすいというデメリットもあります。

 

ガルバリウム鋼板屋根の特徴

ガルバリウム鋼板2

ガルバリウム鋼板の基本情報

ガルバリウム鋼板は、鉄板にアルミニウムと亜鉛の合金メッキを施したもので、トタンに比べて耐久性が格段に向上しています。この屋根材は、耐食性、耐熱性に優れ、現在では最も普及している金属屋根材の一つです。

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メリット

ガルバリウム鋼板の大きなメリットは、その耐久性です。耐用年数が約25~45年と長く、10年ごとの塗り替えが推奨されています。これにより、長期間にわたって安心して使用することができます。また、熱反射性が高く、夏場の室内温度上昇を抑える効果もあります。

デメリット

ガルバリウム鋼板は、音の問題があることがデメリットです。雨音が屋内に響きやすいため、防音対策が必要です。また、塩害に対しては、トタンほどの耐性がなく、特に海沿いの地域では使用に注意が必要です。

 

エスジーエル鋼板屋根の特徴

エスジーエル鋼板の基本情報

エスジーエル(SGEL)は、ガルバリウム鋼板の進化版で、メッキ成分にマグネシウムを加えた次世代の金属屋根材です。「Superior(上質な)」、「Special(特別な)」、「Super(超越した)」の意味を込めたエスジーエルは、耐久性と防錆性能がさらに向上しています。
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メリット

エスジーエルの最大のメリットは、その長寿命です。耐用年数が約30~50年と非常に長く、塗装によるメンテナンスの頻度も15年に一度とされています。これにより、長期間にわたって安心して使用することができます。また、防錆性能が高く、過酷な環境でも優れた耐久性を発揮します。

デメリット

エスジーエルのデメリットは、初期費用が高いことです。高性能な分、価格も高めで、予算に余裕がある場合に選ばれることが多いです。また、フッ素塗装が推奨されており、メンテナンス時に同じ塗料での塗り替えが必要です。

 

ジンカリウム鋼板の特徴

ジンカリウム鋼板の基本情報

ジンカリウム鋼板は、ガルバリウム鋼板と同じものです。なぜ異なる名称が存在しているのかというと、商標登録している会社が異なるためです。ただしジンカリウム鋼板は表面に自然石粒が付着していることが多く、ジンカリウム鋼板と言うと石粒付きのガルバリウム鋼板を指しているケースも多いです。アスファルトシングルに似た外観を持っています。
ジンカリウム鋼板とガルバリウム鋼板の違いは?石粒付き鋼板の特徴とともに解説

メリット

ジンカリウム鋼板=石粒付きという前提で説明します。
ジンカリウム鋼板のメリットは、高耐久であることに加えて再塗装の手間がかからないことです。表面の石粒は陶器瓦の釉薬と同様ガラス質に変化しているため、ほとんど色褪せが発生しません。また石粒付きであるため、通常のガルバリウム鋼板以上に耐久性が高いです。

デメリット

ジンカリウム鋼板のデメリットは、初期費用が高いこととです。またもうひとつは、経年とともに表面の石粒が落ちるリスクです。そのため落ちた石粒が雨樋に溜まってしまうことや、住宅周辺にゴミとして散らかってしまうことがあります。さらに、太陽光パネルの設置には向いていない場合があります。

 

金属屋根材選びのポイント

屋根材選びのポイント

屋根材の選び方

金属屋根材を選ぶ際には、耐震性、耐久性、メンテナンスのコストなどを総合的に考慮することが重要です。また、住まいの立地や環境も選択のポイントとなります。例えば、海沿いや工業地帯に住んでいる場合は、塩害に強い屋根材を選ぶと良いでしょう。

比較検討のポイント

各屋根材のメリットとデメリットを比較し、自分のニーズに最も合ったものを選ぶことが大切です。コスト、耐久性、防音性能、熱伝導率などの要素を比較し、バランスの取れた選択をしましょう。

最近のトレンドと技術革新

最近では、断熱や遮熱性能の向上、防音対策が施された金属屋根材も登場しています。最新の技術を活用した屋根材を選ぶことで、より快適な住環境を実現することができます。

 

まとめ

金属屋根材には多くの種類があり、それぞれに異なる特徴と利点があります。トタン、ガルバリウム鋼板、エスジーエル、ジンカリウム鋼板の各種類を理解し、選択肢を比較することで、住まいに最適な屋根材を選ぶことができます。耐久性やコスト、メンテナンスの観点から、自分のライフスタイルや住環境に合った金属屋根材を選び、長期間安心して使用できる屋根を手に入れましょう。

 

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