太陽光発電システムは脱着が可能！メンテナンスや撤去工事について徹底解説
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太陽光発電システムは、設置して半永久的に使用できるものではありません。
適切なメンテナンスを行うことで最大限に寿命を伸ばすことができます。
また太陽光発電システムを設置したものの現在は使用していないという方もいるでしょう。
今回の記事では、太陽光発電システムのメンテナンスおよび使用していない場合の対処法について紹介します。
目次
太陽光発電システムとは
太陽光発電システムとは、太陽光のエネルギーを利用して発電するシステムのことです。
環境問題への配慮や節約といった観点から注目されています。
節約に関しては、ペットを飼っていて冷暖房の稼働時間が長い家庭などは特に効果が期待できるでしょう。
住宅用の太陽光パネルは2000年代後半から2010年代前半にかけて急速に普及しました。
太陽光発電システムを設置するメリットや注意点については、以下の記事で詳しく解説しているためぜひ併せてご覧ください。
太陽光発電システムは節約・エコになる？設置のメリットや注意点を紹介
太陽光発電システムはメンテナンスが必要
太陽光発電システムの寿命と経年劣化
太陽光発電システムの寿命はおよそ20年と言われています。（法定耐用年数は17年）
しかし太陽光パネルも電化製品です。
20年が経過しないうちになにかしらの不具合が起きる可能性は十分にあります。
完全に寿命がきているわけでなくとも、経年劣化などによって発電量は徐々に低下していきます。
発電効率が著しく低下していると感じた場合には、一度専門業者またはメーカーに問い合わせてみてください。
各部品が正常に稼働しているか点検してもらい、必要に応じて部品を交換しましょう。
使用条件にもよるものの、メーカー保証期間内であれば無償交換が可能な製品もあります。
メンテナンスの呼びかけを行う背景
冒頭で述べた通り、住宅用太陽光パネルは2000年代後半から2010年代前半にかけて急速に普及しました。
つまりその頃に太陽光発電システムを設置した住宅は、現在設置から15年程度が経過している可能性が高いです。
太陽光発電システムの寿命が20年程度であることを考えると、現在も使用されている場合はぜひ一度メンテナンスを行ってください。
また現在は使用していない場合も放置はおすすめしません。
使用していない場合は撤去しておいた方が良いです。詳しい理由は後述します。
使用していない太陽光発電システムは撤去を推奨
放置せず撤去した方が良い理由
設置以来メンテナンスをしておらず現在も太陽光発電システムを使用している場合は、メンテナンスの実施をおすすめします。
「では現在使用していない場合は放置してもいいの？」と思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし結論としては、放置はおすすめしません。
なぜなら太陽光発電システムは屋根に重量という負担がかかるうえ、屋根にパネルが設置された状態では屋根自体のメンテナンスに制限がかかるためです。
屋根への負担を考えると、使用していない場合は撤去した方が良いでしょう。
ちなみに屋根メンテナンスへの制限に関しては、一度取り外しメンテナンス後に再度設置することもできます。
太陽光発電システムの撤去工事
太陽光発電システムの撤去には費用がかかります。撤去工事にかかる費用はもちろんのこと、太陽光発電システムの廃棄にもお金がかかります。
そのため、専門業者に撤去を依頼する際には、
・撤去工事と廃棄をセットで行ってくれるかのか
・費用に廃棄料も含まれるのか
を事前に確認することが重要です。
また依頼先を選ぶ際には、太陽光発電システムの撤去工事の実績を多く持つ専門業者に依頼することをおすすめします。
いまお使いの太陽光発電システムを設置してくれた業者に依頼しようにも、すでに廃業している可能性が十分にあるのでお気をつけください。太陽光発電システムの急速な普及に伴って、取扱業者が急増したためです。
他の業者に頼むとしても、撤去工事は屋根の上での作業となるため、万が一不慣れな業者に依頼してしまうと屋根材の破損などの二次被害を生みかねないので、注意が必要です。
太陽光発電システムは脱着も可能
太陽光発電システムは、屋根メンテナンスのために一度取り外し、メンテナンス後に再度設置することも可能です。
上述の通り屋根にパネルが設置された状態では屋根メンテナンスに制限がかかるため（できない工事があるため）、屋根を適切にメンテナンスするためには適宜脱着を行うと良いでしょう。
脱着を伴う屋根メンテナンス
リフォーム工事
屋根材に寿命がきた場合、屋根のリフォーム工事として葺き替えもしくはカバー工法を行うことが多いです。
これらは工事方法がそれぞれ異なるものの、共通して新しい屋根材を施工します。
そのため屋根にパネルが設置されたままでは、リフォーム工事を行えません。
一度取り外し新たな屋根を葺いてから再度取り付ける必要があります。
屋根のリフォーム工事「葺き替え」と「カバー工法」については、それぞれ以下の記事で詳しく工事方法およびメリットを解説しています。
広島県福山市で屋根の葺き替えを検討中の方へ！葺き替え工事のメリットを紹介
屋根のリフォーム工事「カバー工法」ってどんな工事？メリットや特徴を紹介
屋根塗装
屋根塗装とは、スレート屋根やセメント瓦屋根において行うことのある工事です。
パネルの直下を除いて塗装を行うこともできるため、必ずしもパネルを取り外す必要はありません。
これは、パネルの直下は紫外線や雨も当たりづらく他の部分に比べて劣化速度が緩やかであることも理由のひとつです。
ただし築年数が経過した住宅において屋根材の経年劣化が心配な場合は、一度取り外しても屋根塗装を行っても良いでしょう。
とはいえ屋根塗装では屋根材の経年劣化を大幅に改善することはできないため、築年数が経過しており寿命の心配がある場合は葺き替え等のリフォームを行うことをおすすめします。
まとめ
太陽光発電システムにはメンテナンスが必要不可欠です。
また現在使用していない場合も放置せず、撤去工事を行うことをおすすめします。
不要な負担を屋根に与えてしまうとともに、メンテナンスにも制限ができてしまうためです。
太陽光発電システムは一度取り外して再度取り付けることも可能なため、使用を継続しつつ屋根のメンテナンスも検討している方はぜひ太陽光発電システムの脱着もご検討ください。
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