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【アスファルトシングル屋根の雨漏り】雨漏りの原因と屋根修理について解説

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アスファルトシングル屋根はアメリカを中心に普及しているシート状の屋根材です。
日本での普及率はまだあまり高くないものの、近年少しずつ採用する住宅が増えています。
扱いやすさが魅力のひとつですが、薄く軽量なため剥がれや破れが起きてしまうことがあります。
今回の記事では、そんなアスファルトシングル屋根における雨漏りについて紹介します。

 

アスファルトシングル屋根の特徴

アスファルトシングル屋根とは、薄いシート状の屋根材「アスファルトシングル」を使用した屋根です。
アスファルトシングルは、ガラス基材にアスファルトを浸透させたものに砂や石粒を吹き付けて製造されます。
またカッターで切れるほど柔らかいため、曲線的な屋根にも施工することができます。
アスファルトシングルの特徴的な部分は形状だけではありません。
シート状のアスファルトシングルは、主に専用の接着剤で固定します。
そのため職人の技術によって仕上がりが大きく左右される瓦などに比べて扱いやすく、施工が簡単です。
アスファルトシングル屋根の特徴についてより詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。

アスファルトシングルの特徴やアスファルトシングルによるカバー工法を解説

 

アスファルトシングル屋根の雨漏り

アスファルトシングル屋根の防水性

アスファルトシングル屋根も他の屋根と同様、下地にルーフィング(防水シート)が使用されます。
またアスファルトシングル自体もある程度の防水性を持つため、アスファルトシングル屋根はそれなりに防水性が高い屋根です。
しかしそんなアスファルトシングル屋根でも、雨漏りが発生することがあります。

アスファルトシングルの経年劣化

屋根材の剥がれや破れから雨漏りが発生する事例が多いです。
アスファルトシングルは薄く軽量なシート状の屋根材なので、経年劣化が進むと台風などの自然災害発生時に剥がれてしまうことや破れてしまうことがあります。
とはいえこれは、厳密に言うと雨漏りの"きっかけ"です。
アスファルトシングルの剥がれや破れによって雨水が内部に侵入し雨漏りに至ることがあるものの、屋根内部に雨水が侵入しただけで雨漏りに直結するとは限りません。
直接的な原因は後述します。

 

アスファルトシングル屋根の雨漏りの原因

ルーフィングの劣化

アスファルトシングル屋根に限ったことではないものの、ルーフィングの劣化は雨漏りの原因となります。
屋根の下地に敷かれるルーフィングは防水機能の要です。
屋根材は種類問わず、完全に雨水の侵入を防止するものではありません。
むしろ雨水が屋根材の下に入り込む前提で、入り込んだとしてもスムーズに排水されるよう隙間(排水経路)が確保されているほどです。
多少の雨水が侵入しても問題がない理由はルーフィングにあるため、ルーフィングが劣化していれば雨漏りのリスクが生まれます。
またアスファルトシングルに剥がれや破れが発生している場合、ルーフィングが露出することで通常時よりも劣化が加速します。
アスファルトシングルの施工時に開けた釘穴から雨水が内部に侵入し、そこからルーフィングの劣化が進むこともあります。

屋根棟の浮きや剥がれ

屋根棟

屋根棟(やねむね)とは屋根の最上部で屋根面同士が合わさり山型になっている部分です。
(画像は瓦屋根ですが、赤枠の部分が屋根棟です。)
棟(むね)とも呼ばれます。
屋根の最上部にあるため風や雨の影響を受けやすく、劣化が起きやすい部分です。
屋根材の種類によって、この屋根棟の工法は異なります。
アスファルトシングル屋根においては、他の部分と同じアスファルトシングルで覆う工法か、棟板金と言う金属板で覆う工法(ガルバリウム鋼板屋根やスレート屋根などで見られる工法)で施工されます。
いずれも屋根面同士の接合部を覆うことで強度を上げるとともに、雨水の侵入を防いでいます。
屋根棟の役割故に、劣化により浮きや剥がれが起こると接合部の隙間から雨漏りが発生することがあります。
屋根棟の役割やトラブル事例については、以下の記事でより詳しく解説しています。

屋根棟(むね)のトラブルが起きたら!広島県福山市の藤井製瓦工業までご相談を

 

アスファルトシングル屋根の雨漏りの修理

雨漏り箇所の部分補修

雨漏りが発生した場合、原因となっている箇所以外には特に問題がなければ部分補修で解決可能です。
一部が剥がれてしまっている/破れてしまっている場合は、該当箇所のアスファルトシングルを交換します。
屋根棟から雨漏りが発生している場合は、棟の取り直しや棟板金の交換などを行います。

屋根のリフォーム

屋根全体の劣化が進んでいる場合は、雨漏り箇所を補修したとしてもまたすぐにトラブルが起きる可能性が高いです。
屋根全体にコケの発生やアスファルトシングルの剥がれなどが見られる場合はリフォームを行うことをおすすめします。
屋根を刷新する葺き替えも勿論有効ですが、アスファルトシングル屋根はカバー工法の選択も可能です。
カバー工法は葺き替えとは異なり既存の屋根材を残したまま、上にルーフィングと新たな屋根材を重ねます。
一般的にカバー工法では上から新しい屋根を重ねるため重量の懸念がありますが、もともと軽いアスファルトシングル屋根には向いている工法だと言えます。
カバー工法は葺き替えに比べると手軽に行える工事のため、予算や工期を抑えたい方にはおすすめします。
ただし屋根の状態によってはカバー工法が行えないケースもある点はご留意ください。

 

まとめ

アスファルトシングル屋根は薄く軽量なシート状の屋根材です。
扱いやすさも魅力である反面、経年劣化や強風によって剥がれや破れなどが起こることがあります。

さらにルーフィングの劣化や屋根棟の浮き・剥がれが発生していると、そこから雨漏りが発生することもあります。
雨漏りが発生した際は、屋根の状態に合わせて部分補修やリフォームの対処を行ってください。
アスファルトシングル屋根のリフォームはカバー工法が可能性が高いです。
専門業者に状態を見てもらったうえで相談してみてください。

 

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藤井製瓦工業は広島県福山市に拠点を置く、創業120年超の老舗屋根屋です。
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