福山市神辺町下竹田S様邸【屋根葺き替え工事】
お客様のご要望 | 家の前の道路に瓦の欠片が落ちているのを見つけ驚きました。人に当たらなくて幸いでしたが、早々の修理が必要だと思いました。大工仕事は得意なのですが、さすがに瓦は無理だと思いインターネットで探して藤井製瓦を見つけました。事務所に伺い話をして後日調査に来てもらいました。ドローンで屋根の状況を見ながら説明をしてもらい、瓦の寿命ということで葺き替える事にしました。その他に気になっていた外壁や瓦棒の補修も提案してもらい、この際だからまとめてお願いしようということになりました。 |
---|
![]() |
施工事例データ
住所 | 広島県福山市神辺町下竹田 |
---|---|
施工箇所 | 屋根、雨樋、外壁 |
施工内容 | 仮設足場、瓦葺き替え工事、板金工事、外壁塗装、雨樋塗装 |
工期 | 約6週間 |
築年数 | 築40年 |
使用商材 | 【瓦】三州産和型銀鱗色【外壁塗装】菊水化学工業 水系ファインコートシリコン |
ご提案内容 | ホームぺージをご覧になって来社してくださいました。『瓦が欠けて落ちてきた、人に被害を与える前にどうにかしたい』との事でした。 ドローンを持って現場調査に伺い、ご主人と一緒に見てみると凍害で欠けた瓦がたくさん見受けられました。瓦にはコーキングがされていて割れた瓦も数か所見られました。 その後、屋根に上ってみると熨斗瓦にはズレがあり、割れた瓦を見てみると瓦を留めている釘がサビていたりと築40年以上家を守ってきた青緑瓦には限界がきているようでした。 ただ増築部分に関しては棟の修理だけで大丈夫だったので、同じ青緑瓦で葺き替えをご提案しました。しかし予算の関係もあり、色は変わってしまうのですがご主人の希望に添える防災瓦での葺き替えとなりました。 |
---|
施工前はこちら
ご主人と一緒にドローンからの映像を見ながら説明していきます。大屋根には欠けた瓦が散乱しています。
色が濃い部分は瓦の差し替えをしたようです。瓦の固定のためかコーキングがされています。
このように瓦を留める釘がサビて膨張し、瓦を割ってしまいます。
こんなに割れてしまうと雨が入り放題です。
コーキングで応急処置をしました。
瓦の下の防水シートに雨のシミができています。
壁際の熨斗瓦がズレています。
庇の板金も塗膜が劣化し、サビが出始めています。
雨樋にはゴミが溜まり水が流れなくなっているようです。
板金の塗料も劣化してきて変色しています。放置するとサビが発生するので早めに塗装をお勧めしました。
外壁に小さなクラックが発生し、壁の防水性も無くなっているようです。
軒天にもクラックが発生。外壁の塗装はかなり前にされたようですが、メンテナンスの時期がきているようです。
藤井製瓦工業による施工中の様子
建物の周りに足場を組んでいます。
古い瓦を撤去して搬出します。欠片やホコリが周りに散るのを少しでも防ぐために養生はかかせません。
瓦の下の桟木や防水シートも撤去します。
下地のチェックをします。軒先は新しい木材を入れて補強します。
新しい防水シートの上に縦桟テープと横桟木を設置し、瓦を一枚づつ固定しながら葺いていきます。
青い瓦は増築部分で今回は葺き替えなしです。
棟だけ新しい丸瓦に交換します。
ズレていた壁際の熨斗瓦は銅線で緊結していきます。
下屋根の瓦が終わって足場を大屋根仕様に組足しました。
下屋根と同じように瓦撤去後、防水シート・縦桟テープ・横桟木を設置。
新しい瓦が到着しました。
リフトを使って瓦を揚げていきます。
瓦を屋根の上に並べていきます。
下から順番に、一枚づつステンレスの釘で固定しながら葺いていきます。
板金部分の塗装に入ります。赤いのはサビ止めです。この上に塗料を塗っていきます。
施工が完了しました
増築部分の棟を新しい青緑の丸瓦で積み直しました。
葺き替えた部分は銀鱗色です。
矢切の換気口も塗装しました。
ドローンで上空から見てみると、葺き替えた部分と塗装した部分がそれぞれ綺麗に仕上がっています。
外壁はご主人の希望で大きくイメージチェンジ。二色で色分けをしました。
器用なご主人は家まわりのテラスを自分で作られたそうです。
リフォーム担当者の声
ホームぺージを見てわざわざ、事務所まで来てくださったS様。最初の点検は社長が行い、その後を私が引き継ぎました。家の手入れは何でもこなしてこられたご主人。テラスは自作ということでしたが、とても立派な出来上がりでした。
家に思い入れの強いご主人の希望で外壁の色を思いっきり変えようということになり、こだわりの二色使いにしました。一階の黒が建物を引き締めた、モダンな仕上がりに満足していただけ嬉しかったです。
これからも点検には伺うので、なんでも相談してください!
担当:松岡 利文