別荘をお持ちの方が実際に別荘を使用されるのは、年に数回程度であることが多いそうです。
もしくは「夏の間だけ別荘で過ごしそのほかの時期は自宅で過ごす」といった形で、シーズンごとに住居を変える方もいます。
人がいない期間が長くなると「いざ使用しようと思ったときには住宅トラブルが起きていた」なんてことも起こり得ます。
たまにしか使用しない別荘こそ、定期的なメンテナンスが必須です。

 

別荘で起こりやすいトラブル

山の近くの別荘

谷や雨樋に落ち葉が溜まる

避暑や休暇のために、別荘を自然豊かなエリアに持つ方は非常に多いです。
自然豊かなエリアにおける住宅の注意点として、落ち葉による汚れやそれに伴う劣化が挙げられます。
別荘の近くに山林がある場合は、屋根の谷や雨樋に落ち葉が溜まりやすいです。
谷も雨樋も雨水の排水経路となるため、落ち葉が溜まることで排水の妨げとなり水漏れなどを起こす可能性があります。
また落ち葉が溜まった状態を放置することは、外観印象も悪くします。

野鳥の巣や糞尿汚れ

自然豊かなエリアは野鳥も多い傾向にあるため、野鳥が屋根や雨樋に巣をつくったり糞尿で汚すことがあります。
また太陽光パネルを設置している場合、太陽光パネルと屋根の間も巣をつくられやすい場所です。

野鳥が棲みついてしまうと屋根や外壁が糞尿で汚れてしまうことは勿論、衛生環境の悪化といった問題もあります。
また太陽光パネルの故障や発電効率低下にも繋がります。
さらに巣材が雨樋に溜まって詰まりを引き起こす可能性もあります。

紫外線による建材の劣化

海沿いの方が紫外線が強いイメージをお持ちの方も多いでしょう。
しかし標高の高い山に建っている別荘においては、海沿いより強く紫外線が降り注いでいる可能性があります。
木の葉などで日陰ができている場合はまだしも、紫外線を遮るものが少ない場合は建材の劣化を早めます。
特に屋根は紫外線の影響を受けやすいため、劣化には注意が必要です。

海の近くの別荘

塩害

海の近くに別荘がある場合は塩害のリスクが高いです。
海から500m以内の建物は重塩害地域として特に潮風の影響を受けやすいためご注意ください。
潮風は塩分を多く含んでいるため、塗膜の劣化や金属部分の錆びを加速させます。
金属屋根やベランダの柵などは影響が顕著です。

強風被害

海岸沿いは海と陸地の気圧差が発生しやすいため、強風が吹きやすいです。
海岸沿いに別荘がある場合は、屋根材や棟板金の飛散などには気を付けた方が良いです。
海岸沿いであれば当然潮風も吹くため屋根材を固定する釘やビスが錆びてしまい、強風で屋根材が飛散するリスクも高まります。
屋根材の飛散は雨漏りに繋がる恐れもあります。

エリアを問わず

人がいない期間が長い別荘では、十分に換気が行われていない可能性が高いです。
室内に湿気がこもると、カビやコケの繁殖を加速させます。
特に日当たりの悪い北側の外壁にカビやコケが生えていた、なんてことはよくあります。
また長期間に渡って人の気配がないとエリアによっては害獣が寄ってくる可能性もあります。

 

別荘のトラブル予防

落ち葉の掃除

落ち葉による詰まりを防ぐためには、定期的に掃除を行った方が良いです。
適切な頻度は別荘のあるエリアによっても異なるものの、目安としては半年に1回程度をおすすめします。
春と秋の終わりに行うと最も効果的です。
また落ち葉よけネットを設置すると落ち葉が溜まりづらくなり、掃除頻度を下げることができます。

雨樋の詰まりや掃除については、以下の記事で詳しく解説しています。

雨樋の掃除、定期的に行っていますか？雨樋掃除の重要性と方法について

防鳥ネットの設置

鳥に巣をつくられてしまうと撤去や駆除には自治体の許可が必要となり、手間がかかります。
（法律により野鳥は保護されているため無許可で鳥の卵や雛を駆除することは禁じられています。）
そのため鳥の巣は"つくらせないこと"が大切です。
防鳥ネットを設置することで、野鳥が近づけなくなります。

鳥の巣や糞尿被害および対策については、以下の記事で詳しく解説しています。

太陽光発電システムでは、鳥の巣および糞尿被害に注意！被害と対策を紹介

定期的な再塗装

錆びや破損などが発生している場合は再塗装では根本的な解決にはならないものの、劣化を遅らせるという観点では再塗装は有効です。
尚、再塗装が可能かは建材によって異なります。
金属屋根においては定期的に再塗装を行うことで、塗膜の剥げを防ぎ錆びるリスクを下げます。
外壁も、再塗装を行うことで防水機能を補完することができます。
外壁塗装については、以下の記事で詳しく解説しています。

外壁塗装ってなんのためにやるの？塗装の役割と適切なタイミングについて

換気棟の設置

換気棟とは住宅の換気設備です。
屋根の棟に設置すると住宅内の空気を入れ替えてくれます。
屋根裏は特に湿気がこもりやすく結露も発生しやすい場所につき、カビの発生や木材の腐食リスクも高いです。
換気棟を設置することで、湿気による別荘の劣化を抑えることができます。

定期的な別荘の利用

人が不在の期間を長くしすぎないことは、住宅トラブルの予防に繋がります。
換気ができるためカビなどの発生リスクを抑えることができ、害獣が寄り付くリスクも下がります。

定期的な点検

やはり一番大切なことは定期点検です。
定期点検を行うことで劣化にいち早く気づくことができ、大きなトラブルに発展する前に補修を行うことができます。
そして別荘に限らず、住宅において最もトラブルが起こりやすい場所は屋根です。
屋根は特にトラブルが起こりやすいため定期的な点検をおすすめします。
広島県に別荘をお持ちの方は、ぜひ藤井製瓦工業までご相談ください。
藤井製瓦工業では定期点検のサービス「屋根お守り会員」を運営しています。
詳しくは以下の記事をご覧ください。

広島県福山市近隣で屋根点検を行うなら【屋根お守り会員】の活用を！

 

まとめ

常時生活している場所ではないからこそ、別荘はメンテナンスが非常に重要です。
自然豊かなエリアに別荘を持つ方も多いですが、エリアごとに気を付けた方が良いことも異なります。
ぜひエリア特性に合わせたメンテナンスを行ってください。
またエリアを問わず、定期点検は最も大切です。
特に屋根はトラブルの起きやすい場所で、メンテナンスが欠かせません。
広島県に別荘をお持ちの方は「屋根お守り会員」の活用をご検討ください。

 

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岡山県笠岡市、井原市
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