【屋根材の選び方】屋根材選びの基準やそれぞれの要望に合う屋根材を紹介!
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屋根材を選ぶ基準がわからない、そういったお悩みを持つ方は多いです。
屋根材には多くの種類があり、それぞれに長所と短所があります。
一概に最も良い屋根材というものは選びづらいものの、デザインの好みや予算などに合わせて最適なものを選ぶことはできます。
今回の記事では、屋根材の選び方について解説します。
目次
屋根材を選ぶにあたって
屋根材選びにあたっては、求める条件に優先順位をつけることが大切です。
耐久性や価格、デザイン性などすべての点において優れた万能な屋根材はありません。
いくつかある項目のうちどの点を最も重視するか、整理して屋根材選びに臨んでいただくとスムーズです。
またお住まいの地域の気候によって「耐久性に優れた屋根材」が変わる可能性があります。
気候によっては単純な屋根材の丈夫さだけではなく、塩害や積雪への耐性などが必要となる可能性もあるためです。
屋根材を選ぶ基準
デザインの好み
屋根は住宅の印象を大きく左右するため、やはりデザインの好みは重要な基準です。
例えばスタイリッシュな雰囲気や厳格な雰囲気、明るく柔らかい雰囲気など、住宅の外観印象はどういったものが好みか屋根材を選ぶ前に考えてみてください。
デザインの好み"だけ"で選ぶことはあまりおすすめできないものの、大前提としてデザインが好みであることは気に入った住宅を建てるうえで大切なことだと思います。
工事費用
工事費用というと初期費用に意識がいきがちですが、維持費用も忘れてはいけません。
屋根を施工するための費用(初期費用)は安価でも、頻繁にメンテナンス(維持費用)が必要となるケースもあります。
一概に初期費用と維持費用どちらが重要というわけではなく、どちらを抑えたいか予め考えておくことが大切です。
また頻繁にメンテナンスが必要となる屋根材は費用だけでなく手間もかかるため、その点も踏まえて屋根材を選ぶことをおすすめします。
耐用年数
屋根は定期的なメンテナンスが不可欠です。
しかし屋根材によって必須となるメンテナンスの頻度は異なります。
基本的に耐久性の高い屋根材の方がメンテナンス頻度は少なく済むため、あまり手間をかけたくない場合は耐久性の高い屋根材を選んだ方が良いです。
多少初期費用が高額であっても、メンテナンスの頻度が少なく済む屋根材は長期的に見ると費用が抑えられている可能性もあります。
屋根材に求める条件と適した屋根材
工事費用を重視するなら
スレート
安価でデザインバリエーション豊富な屋根材が良ければ、スレートがおすすめです。
厳密には、スレートとは天然スレートと人工スレート(化粧スレート)の2種類があります。
しかし天然スレートは非常に高価なため一般住宅で使用されることはほぼ無く、ここで言うスレートとは人工スレートを指します。
スレートは屋根材の中でも比較的安価で、施工できる専門業者も多いです。
さらに扱うメーカーも多いためデザインのバリエーションも豊富です、多くの選択肢の中から好みのデザインを選ぶことができます。
スレートの注意点は定期的に再塗装を行う必要がある点と、薄い屋根材につき割れやすい点です。
メンテナンスの頻度を減らしたい方や豪雪地域にお住まいの方には向かないでしょう。
雪の重みに耐えられず割れてしまう可能性が高いです。
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アスファルトシングル
曲線的な屋根を希望している場合や、安価で施工する専門業者を選ばない屋根材が良ければアスファルトシングルがおすすめです。
アスファルトシングルは、カッターで切れるほど柔らかいシート状の屋根材です。
そのため他の屋根材では施工できないような曲線的な屋根(アーチ屋根)にも施工することができます。
屋根の勾配も問いません。
アスファルトシングルは北米で生まれた屋根材で、専用の接着剤で固定することができます。
施工難易度が低いことから施工できる専門業者が多く、技術の差による仕上がりの差が出やすい瓦とは異なり業者選びがしやすい屋根材です。
アスファルトシングルの注意点は、軽量なシート状の屋根材であるため強風などで剥がれやすい点と断熱性が低い点です。
台風の多い地域や、メンテナンス頻度を減らしたい方にはおすすめできません。
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耐用年数を重視するなら
粘土瓦
耐用年数が長く重厚感のある屋根材が良ければ粘土瓦がおすすめです。
瓦の中にも種類があり、粘土瓦は屋根材の中でも最も丈夫で耐用年数が長い瓦です。
粘土を瓦の形に成型し焼き上げる瓦で、ほとんど経年劣化しません。
瓦屋根には瓦以外にも使用されている建材があるため一切メンテナンスフリーというわけではないものの、比較的メンテナンス頻度は少なく済む屋根材です。
また断熱性や防音性にも優れています。
粘土瓦の注意点は、高価な屋根材である点と、重さがあるためリフォームの際は葺き替えを行う他ない点です。
重さのある屋根材は耐震性に劣ると言われることもありますが、近年は耐震技術の進歩により一概に地震に弱いとも言えなくなりました。
とはいえ十分な地震対策を行った住宅でなければ瓦屋根を支えることができないことはたしかです。
施工難易度が高い屋根材でもあるため、瓦の施工にあたっては実績の豊富な専門業者を選ぶことをおすすめします。
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ガルバリウム鋼板
スタイリッシュで防水性、耐震性の高い屋根材が良ければ、ガルバリウム鋼板がおすすめです。
スレートほどではないものの比較的安価で、金属のため吸水性がありません。
また金属にしては錆びにくく、耐用年数も粘土瓦に次いで長いことから、トタンに代わって普及した金属屋根材です。
屋根材の中でも非常に軽量で耐震性にも優れています。
軽量な屋根材につき、近年カバー工法で使用されることも多いです。
カバー工法とは屋根のリフォーム方法のひとつで、既存の屋根材に新たな屋根材を重ねる方法でリフォームを行います。
そのため軽量な屋根材でないと行えません。
重い屋根材を重ねると屋根の重量が増し、住宅全体に負荷がかかり過ぎてしまうためです。
シンプルなデザインのため住宅の雰囲気や屋根の形状を問わず様々な屋根に使用することができます。
ガルバリウム鋼板の注意点は、金属のため断熱性や遮熱性が低いです。
大雨の日は雨音が気になる可能性もあるため、音に敏感な方にはおすすめできません。
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まとめ
屋根材には多くの種類があり、それぞれに長所と短所があります。
今回の記事では、主要な屋根材4種類について解説しました。
一般的に、屋根材を選ぶ基準はデザインや工事費用、耐用年数といったものが主です。
デザインは個人の好みによって様々なためぜひ様々な屋根材を見てみて、好みに合うものを検討してください。
工事費用や耐用年数はある程度数値化できる部分です。
長所と短所を鑑みて、ご自身のライフスタイルに合うものを選んでください。
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